
冬課外の12月25日,2年生の各教室にて「先輩の話を聴く会」を実施しました。今回お迎えした7人目の先輩は,志學館大学人間関係学部2年生,吉歩さん(平成30年度卒業生)です。吉さんは先日,国家資格の宅地建物取引士の試験に合格したばかりで,その合格までの道のりについて,ユーモアを交えて楽しくお話してくれました。以下,吉さんのお話からの引用です。
1年目は試験勉強がうまくいかず悩んだこともあって,どうしたら勉強のやる気(=きっかけ)が起こるようになるのか,本を読んだり,ネットで調べたりして試行錯誤しました。その結果,次のような結論に至りました。
1 他愛のない小さなことでもいいから目標を決める
2 同じ境遇にいる勉強の仲間を見つける
3 やる気は行動を起こすことで徐々に起きるもの
よく耳にする私たちの悩みの一つに「勉強のやる気が起きない」というものがあります。しないといけないのは分かってはいるが,取りかかるきっかけがつかめずに,ついついダラダラと時間を浪費してしまう。大人でもままあるこの悩みをどうしたらよいか。
例えば,自分のごく周辺を掃除していたら,だんだん調子づいてきて,気づいたら大掛かりな掃除になっていたという経験はありませんか?そして,物事が軌道に乗れば,意外と自分はできるんだと思った経験が誰しもあるはずです。
まずは,自分の感情はさておいて,とりあえず机に向かい,漢字練習でも計算練習でも,気持ちの負担にならないような簡単な作業から始めてみる。そのことが,長時間の充実した勉強の導入になることが多かった。つまり,やる気は行動を起こすことで生まれるものだということです。
私は,国家試験の勉強をとおしてこのことに気づきましたが,「3年0学期」を迎える後輩の皆さんには,早くこのことに気づいて悔いのない受験勉強をしてほしいです。
吉さんのお話は,高校時代の失敗談や,大学入学後の生活,アルバイトをとおして学んだことなど多岐に渡りました。勉強に努力している大学生だからこそできる体験談の数々,ありがとうございました。3年生は受験勉強の追い込みの大事な時期ですが,1・2年生の諸君は,自らの進路実現のために,一刻も早く「やる気」を起こす行動を体得してくれることを願ってやみません。